現役世代にとって、日々の忙しさに追われるなかで健康管理はつい後回しになりがちです。
しかし、自覚症状のないまま進行する生活習慣病は、知らぬ間に体へ深刻な影響を及ぼします。
特に働き盛りの世代は、ストレスや生活習慣の乱れから生活習慣病を発症するケースが多く、放置すれば命に関わる合併症を引き起こすこともあります。
この記事では、現役世代に多い生活習慣病の種類と全国的な発症割合、原因や予防方法について詳しく解説します。
気になる症状があれば早めの受診を!

生活習慣病は初期症状がわかりにくく、気づいたときにはすでに病状が進行していることもあります。
健康診断で異常値を指摘された場合や、疲れがとれない・動悸がする・体重が急に増減したなどの変化を感じたときは、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。
京都市右京区の清水医院では、患者様一人ひとりに合わせた生活習慣病予防のアドバイスを行っています。
気になる症状があれば、ぜひお気軽にご相談ください。
現役世代に多い生活習慣病の種類とは
生活習慣病とは、その名の通り日々の生活習慣の積み重ねによって発症する病気を指します。
なかでも現役世代に多く見られる代表的な疾患には以下のようなものがあります。
高血圧症
高血圧は、血管内の圧力が慢性的に高くなる状態を指し、自覚症状がほとんどないため気づきにくいのが特徴です。
しかし放置すると、脳卒中や心筋梗塞といった重篤な病気につながるリスクが高まります。
脂質異常症
血液中のコレステロールや中性脂肪の値が基準を超えた状態を脂質異常症といいます。
主に動物性脂肪の多い食事や運動不足が原因で、動脈硬化を進行させる恐れがあります。
現役世代の食生活においては、外食や加工食品の多用によって知らず知らずのうちにリスクが高まることがあります。
糖尿病
糖尿病は血糖値の調整がうまくいかなくなる病気で、主に2型糖尿病が生活習慣病に該当します。
糖尿病は合併症が非常に多く、視力障害、腎障害、神経障害などにもつながるため、早期発見と予防が重要です。
日本全国における現役世代の生活習慣病割合
令和元年の「国民健康・栄養調査」によると、20〜64歳の現役世代のうち、約6割が生活習慣病に関わるリスクを抱えていると報告されています。
特に男性では、40〜50代の飲酒習慣が生活習慣病のリスク因子となっており、約2割が日常的な飲酒によって健康に悪影響を及ぼしていることがわかっています。
女性では40代後半から50代にかけてホルモンバランスの変化も重なり、脂質異常や血糖値の上昇が見られる傾向にあります。
また、運動習慣のある人の割合は男性で約36%、女性で約28%にとどまり、若年層ほど運動不足が顕著です。
現役世代の生活習慣病、原因はどこにある?

生活習慣病は、生活スタイルに根本的な要因があるため、発症の背景には日常生活での習慣が密接に関係しています。
食生活の乱れ
ファストフードやコンビニ食品の利用頻度が高い方は、塩分・脂質・糖質の過剰摂取になりがちです。
食生活の乱れが続くと、血圧や血糖、コレステロール値が上昇し、動脈硬化を進行させる原因になります。
運動不足
デスクワークやスマートフォンの普及により、現代人は身体を動かす機会が大きく減ってしまいました。
運動不足は、エネルギー消費が少なくなるだけでなく、血流や代謝の低下を招きます。
その結果、内臓脂肪が蓄積しやすくなり、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの発症リスクが高まります。
ストレスや睡眠不足
現役世代は仕事や家庭の責任が多く、慢性的なストレスにさらされることが少なくありません。
ストレスによってホルモンバランスが崩れ、自律神経にも悪影響を及ぼすことで、血圧や血糖値のコントロールが乱れる原因になります。
また、睡眠の質が低下すると代謝のバランスも崩れ、生活習慣病のリスクを高めます。
生活習慣病を予防するには
生活習慣病は「予防できる病気」であることが最大の特徴です。
日常の小さな意識改革が、将来の健康を大きく左右します。
栄養バランスのとれた食事を心がける
1日3食をできるだけ決まった時間にとり、主食・主菜・副菜のバランスを意識した食事を心がけましょう。
野菜をたっぷり使った献立や、塩分を控えめにした味付けがポイントです。
継続可能な運動を生活に取り入れる
1日30分程度のウォーキングやストレッチなど、無理なく続けられる運動習慣を取り入れましょう。
週2〜3回の軽い運動でも十分効果があり、体力や筋力の維持とともに生活習慣病の予防に役立ちます。
そのほかにも、毎日の通勤や買い物の際に階段を使うなど、日常動作を工夫するのも有効です。
質の高い睡眠とストレスケア
毎日決まった時間に就寝・起床することが、自律神経を整える基本です。
就寝前のスマートフォン使用を控え、ぬるめの入浴や深呼吸を取り入れることでリラックス効果が得られるのでおすすめです。
また、ストレス解消には、趣味の時間や人との交流も大切にしましょう。
医院情報

京都市右京区にある「清水医院」は、京福電鉄嵐山本線「山ノ内」駅から徒歩1分の便利な場所にあるクリニックです。
幅広いお悩みに対応していることはもちろん、誰もが気軽に相談できるよう「科に捉われない診療」をモットーに、地域の方の「からだの相談窓口」としてご来院いただける場所でもあります。
一般的な不調から専門的なお悩みまで、「とにかく相談したい」という場合には、ぜひお気軽にご相談ください。
この記事の監修者情報

清水 導臣(しみず みちおみ)
清水医院(内科・外科・総合診療科) 院長
経歴
2006年 近畿大学医学部附属病院 初期研修医
2008年 市立岸和田市民病院 血液内科専攻医(研修)
2010年 関西医科大学附属枚方病院 救命救急センター助教
2011年 大阪府済生会野江病院 救急集中治療科医員
2017年 生長会ベルランド総合病院 急病救急科医長
2019年 京都市立病院 救急科医長
2021年 清水医院 院長