健康診断で再検査と言われたら

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健康診断で再検査と言われた方へ

健康診断で再検査と書かれていたらどうすればいいの?

健康診断の結果に「要再検査」や「要精密検査」と書かれていると、不安な気持ちになる方が多いのではないでしょうか。しかし、まずは慌てず、落ち着いて行動することが大切です。

健康診断の目的は、「病気を早期に見つけて、重症化を防ぐこと」にあります。再検査を勧められたということは、何らかの数値が基準値から外れていた、または精密検査が必要と判断されたというサインです。ただし、異常値の原因が一時的なものであるケースも少なくありません。例えば、「前日に暴飲暴食した」「風邪をひいていた」「緊張して血圧が上がっていた」など、日常のちょっとした変化によって数値が変動することもあります。

そのため、健康診断の結果が返ってきたら、まずは結果票をしっかりと読みましょう。数値がどれだけ基準値から逸脱しているか、再検査が必要とされている項目が1つか複数かを確認します。結果票には「A異常なし」「B経過観察」「C要再検査」「D要精密検査」などの分類がありますが、CやDに該当している場合は、なるべく早めに医療機関を受診しましょう。

再検査を受ける際に気をつけること

結果票は必ず持参しましょう

数値や評価区分を確認するために必須です。

体調を整えて受診しましょう

発熱や風邪症状があると正確な数値が得られません。

可能であれば、前日夜9時以降は絶食を特に血液検査(脂質や血糖など)では空腹状態が望ましいとされています。
服薬中の薬をメモしておく

検査に影響を及ぼす薬剤があるためです。

健康診断の結果の種類(健康診断の結果の見方)

健康診断の「判定記号」は何を意味しているのか?

健康診断の結果表には、たくさんの数値と一緒に「A」や「C」「D」といったアルファベットが書かれていることが多くあります。これらの記号は、それぞれの検査項目において、その結果が基準値の範囲内なのか、再検査が必要なほど逸脱しているのかを示しています。しかし、これらの記号の意味を正確に理解している方は意外と少ないのではないでしょうか。

例えば「A」は明らかに異常がないということを示します。一方で「B」は「軽度の異常あり」という意味で、すぐに病院での精密検査が必要というわけではないものの、経過観察や生活習慣の改善が必要になる場合があります。さらに「C」と判定されている場合は、再検査が必要と判断された状態です。この段階で医療機関を受診し、もう一度血液や尿などの検査を受けて数値の変動を確認することが求められます。

また、「D」という判定が出た場合は、さらに詳しい精密検査が必要であると判断されたということです。例えば、糖尿病の疑いが強い、腎機能が大きく低下している、あるいは心電図に重篤な異常が見られた場合など、早急に専門的な検査や治療が必要と考えられる際に用いられる評価です。

健康診断の判定記号は、単なる優劣を表すものではなく、「今後どう行動すべきか」を教えてくれる重要な指針です。見落としたり、軽視したりせず、医療機関での再評価を受けることが、自分の体を守る第一歩となります。

基準値の「正常」とは何か?勘違いしやすいポイント

健康診断の結果に記載されている「基準値」は、健康な人の集団から統計的に算出されたものであり、「この値に当てはまれば完全に健康で安心」というわけではありません。実際には、体質や性別、年齢、生活習慣などによって個人差があるため、同じ数値でも健康への影響は人によって異なることがあります。

たとえば、ある人では血圧が少し高めでも健康上問題がないこともありますし、別の人ではその数値が重大な病気の兆候になっている場合もあるのです。逆に、基準値の範囲内だからといって安心していたら、実はじわじわと病気が進行していたというケースも報告されています。

このように、「基準値に入っているかどうか」だけで判断するのではなく、「これまでとの比較」や「その他の数値との関連性」、「自覚症状の有無」といった要素を総合的に見ることが非常に重要です。だからこそ、健康診断の結果を見て不安がある場合には、専門の医師に相談することをおすすめします。

異常値が出たら、すぐ病気?——そうとは限りません

健康診断で異常値が出たからといって、それが直ちに病気を意味するわけではありません。実際に多くの医療機関でも明記されている通り、健康診断の結果にはさまざまな要因が影響します。

たとえば、検査前日に脂っこい食事を摂っていたり、前の晩にアルコールを多めに飲んでいた場合には、肝機能や脂質の数値に一時的な異常が現れることがあります。また、検査当日の体調が万全でなかったり、ストレスや緊張で血圧や心拍数が上昇してしまうこともあります。いわゆる「白衣高血圧」という言葉もあるように、検査環境が数値に影響を与えるケースは決して珍しくありません。

したがって、健康診断の結果で異常値が出たとしても、1回の数値だけで「病気だ」と決めつけず、医師による再評価や再検査を受けることが大切です。特に、過去の健診と比べて明らかな変化がある場合や、複数項目に異常が見られる場合には、早期に医療機関を受診することをおすすめします。

健康診断結果を受けて、内科に行くタイミングは?

健康診断で「要再検査」や「要精密検査」の記載があった場合、可能な限り早めに内科などの医療機関を受診しましょう。忙しい日常の中でつい後回しにしてしまいがちですが、再検査は放置することで病気の進行リスクを高めるおそれがあります。

特に以下のような方は、速やかな受診が強く推奨されます。

  • 検査値が基準値から大きく逸脱している
  • 結果票に「D要精密検査」と記載されている
  • 再検査の指示が2項目以上ある
  • 自覚症状(倦怠感、息切れ、むくみ、頻尿など)がある
  • 以前の健康診断でも同様の異常を指摘されたことがある

清水医院では、健康診断結果の持参により、どのような検査が必要かを医師が丁寧に確認し、必要に応じて再検査や他科への紹介も行っています。

脂質の異常(脂質異常症)

脂質異常症とは?

健康診断の結果で「コレステロールが高いですね」「中性脂肪が高めなので、再検査をしてください」と言われたことはありませんか?
このように、血液中の脂質に異常がみられる状態を、脂質異常症(高脂血症)といいます。

脂質異常症は、自覚症状がほとんどなく、放置されがちな病態ですが、動脈硬化を進行させ、将来的に心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすリスクが高まるため、早期発見と管理が非常に重要です。

脂質の主な指標と基準値

  • 総コレステロール140~199㎎/dl
  • LDLコレステロール(悪玉コレステロール)60~119㎎/dl
  • HDLコレステロール(善玉コレステロール)40㎎/dl以上
  • 中性脂肪(トリグラセライド、TG)30~149mg/dl

脂質異常が示す可能性のある病気

    • 脂質異常症慢性的な脂質代謝の異常

自覚症状はありませんが、血管内に脂質がたまり、動脈硬化が進行します。

  • 動脈硬化性疾患脂質異常症が進行することで血管の内側が狭くなり、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などのリスクが高まります。
  • 家族性高コレステロール血症(FH)遺伝的要因によりLDLコレステロールが非常に高くなる病態。若年での心血管疾患リスクが高い。
  • >脂肪肝、膵炎特に中性脂肪が高い状態が続くと、肝臓や膵臓に脂肪が沈着し、慢性炎症を起こすことがあります。

清水医院からのメッセージ

脂質異常症は、目に見える症状がなくても着実に血管の老化を進行させるリスク要因です。しかし、早期に発見し、生活を見直し、必要な治療を受けることで、将来の大きな病気を未然に防ぐことが可能です。
清水医院では、脂質異常症の再検査や生活指導、必要に応じた治療のご相談を受け付けております。健康診断で「コレステロールが高い」と言われた方、「何から始めたらいいか分からない」という方も、まずはお気軽にご相談ください。

血圧の異常(高血圧・低血圧)

健康診断で「血圧が高めです」と言われたら…

健康診断で「血圧が高めですね」「要再検査です」などと指摘されたことがある方は多いのではないでしょうか。血圧の異常は、日本人に非常に多く見られるものでありながら、自覚症状に乏しいため、見逃されやすい項目です。

実際、日本の高血圧人口は約4,300万人とも言われており、そのうち半数以上が治療を受けていない、または自身が高血圧であることに気づいていないとされています(厚生労働省・国民健康・栄養調査より)。
血圧が高い状態が続くと、動脈硬化が進行し、心筋梗塞・脳卒中・心不全などの命に関わる病気を引き起こすリスクが高まります。

血圧の主な指標と基準値

  • 収縮期(最大)129㎜Hg以下
  • 拡張期(最小)84mmHg以下

高血圧が引き起こす病気と合併症

血圧が高い状態が長期間続くと、血管が強い圧力にさらされ、次第に硬く、もろくなっていきます。これが動脈硬化の原因となり、さまざまな重篤な病気を引き起こします。

  • 脳卒中(脳出血・脳梗塞)
  • 心筋梗塞・狭心症
  • 心不全
  • 腎不全(慢性腎臓病)
  • 大動脈解離・大動脈瘤破裂

特に高血圧と脳卒中の関係は深く、日本人の死因の上位を占めている重大な病気です。また、高血圧は腎臓の血管にも影響し、慢性的に腎機能を低下させる可能性があります。

低血圧も油断は禁物

血圧が高いことが注目されがちですが、逆に「低血圧」も注意が必要です。特に若年層や女性に多く見られる症状で、「起立性低血圧」として朝の立ちくらみやめまい、倦怠感、集中力の低下などを引き起こします。

また、慢性的な低血圧状態が続くと、脳や全身の臓器に十分な血流が届かず、日常生活の質が大きく低下することもあります。何となく体がだるい、朝起きられない、ふらつきがあるといった方は、低血圧の可能性も視野に入れて医療機関に相談することが大切です。

清水医院からのメッセージ

血圧の異常は、症状がないままじわじわと体に負担をかけていく「沈黙の病気」です。特に高血圧は、年齢とともに誰にでも起こり得るものであり、放置すれば命に関わる病気に繋がることもあります。

健康診断で指摘を受けた際には、数値を見て「大丈夫そう」と思っても、自己判断せずに医師の評価を受けることをおすすめします。
清水医院では、血圧の異常に関する再検査や生活指導も丁寧に行っております。どうぞお気軽にご相談ください。

糖代謝の異常

健康診断で「血糖値が高め」と言われたら

健康診断の結果で「空腹時血糖が高めです」「HbA1cが少し高いので再検査してください」と指摘された方は多いかと思います。血糖値の異常は、糖尿病やその予備群の可能性を示すサインであり、早期に対処することで将来的な重篤な合併症を予防することができます。

糖尿病は、国内におよそ1,000万人の患者がいるとされる、非常に身近な慢性疾患です。しかしその一方で、糖尿病の初期には自覚症状がほとんどないため、健診で初めて気づくという方も少なくありません。

血糖値が高いと指摘された際には、「まだ症状がないから大丈夫」と油断せず、正しい知識を持って早めに医療機関で再検査を受けることが重要です。

糖代謝の主な指標と基準値

  • 空腹時血糖(BS、BG、Glu):99㎎/dl以下
  • HbA1c:5.5%以下

糖代謝異常で考えられる病気

1.糖尿病(2型)

生活習慣病のひとつで、膵臓から分泌されるインスリンの働きが悪くなることで血糖値が慢性的に高くなる病気です。初期にはほとんど症状がありませんが、放置すると網膜症、腎症、神経障害などの糖尿病三大合併症を引き起こすリスクがあります。

2.糖尿病予備群(境界型糖尿病)

血糖値は正常値より高いものの、糖尿病の診断には至らない状態です。この段階での生活改善によって、糖尿病の発症を予防できる可能性が高いため、非常に重要なタイミングといえます。

3.高インスリン血症・インスリン抵抗性

インスリンが過剰に分泌されていても効きが悪くなっている状態(インスリン抵抗性)では、将来的に糖尿病を発症しやすくなります。肥満と深く関係していることが多く、メタボリックシンドロームの一部として捉えられます。

清水医院からのメッセージ

清水医院では、糖代謝異常を指摘された方に対し、再検査の実施、生活習慣指導、管理栄養士による食事相談などを行っております。

初期の段階で適切に対応することで、薬に頼らずに改善を目指すことも十分に可能です。糖尿病やその予備群が心配な方、健診で指摘を受けた方は、お早めにご相談ください。

肝機能の異常

健康診断で「肝機能に異常がある」と言われたら

健康診断の結果を見て、「GPTが高い」「γ-GTPが基準値を超えている」「ASTが要再検査」といった記載があり、不安に感じたことはないでしょうか。

肝機能検査は、体の中でも沈黙の臓器といわれる肝臓の健康状態を知るための重要な指標です。肝臓は多少のダメージでは症状が現れにくく、気づかないうちに障害が進行しているケースも少なくありません。

したがって、検査結果で異常が見つかったら、症状がなくても必ず再検査を受けることが推奨されます。
とくに、数値が基準値から大きく外れていたり、複数項目に異常がある場合には、精密検査の対象になることもあります。

肝機能の主な指標と基準値

  • AST(GOT): 30U/L以下
  • ALT(GPT): 30U/L以下
  • γ-GTP: 50U/L以下

肝機能異常が示す可能性のある病気

肝機能異常は、さまざまな肝臓の病気の初期サインである可能性があります。以下に代表的な疾患を挙げます。

1.脂肪肝・NAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)

肝臓に脂肪がたまる状態で、飲酒歴がなくても起こります。肥満やメタボ、糖尿病との関連が深い病気であり、進行すると「NASH(非アルコール性脂肪肝炎)」から「肝硬変」に至るケースもあります。

2.アルコール性肝障害

多量の飲酒を続けていると、肝臓に脂肪や炎症、線維化が生じます。最初は脂肪肝で済みますが、やがて肝炎、肝硬変、肝がんに進行することがあります。

3.ウイルス性肝炎(B型・C型など)

血液や体液を介して感染するB型肝炎やC型肝炎ウイルスは、慢性的な肝障害を引き起こします。ウイルスが体内にとどまり続けると、長期的に肝機能に悪影響を及ぼします。

4.肝硬変・肝がん

長期にわたる肝炎や脂肪肝、アルコールの影響が蓄積されることで、肝臓の組織が線維化し、「肝硬変」に至ることがあります。肝硬変の進行は、肝不全や肝がんのリスクを高める重大な状態です。

清水医院からのメッセージ

清水医院では、肝機能異常を指摘された方への再検査、超音波検査、生活習慣指導を行っております。
また、必要に応じて専門医への紹介や、肝炎ウイルス検査などの追加検査にも対応可能です。

「異常値だけど、何も症状がないから…」と放置せず、未来の健康を守るためにも、早めのご相談をおすすめします。

血液の異常(貧血・血球異常)

健康診断で「貧血」や「血球数の異常」と言われたら

健康診断で「ヘモグロビンが低いですね」「赤血球が少なめです」「白血球の数が基準から外れています」といった指摘を受けた方も多いのではないでしょうか。これらはすべて、血液検査の異常に関するものであり、体の酸素運搬機能や免疫、止血機能に関わる重要な項目です。

血液の異常にはいくつかの種類があり、貧血、白血球異常、血小板異常などが含まれます。どの異常も、背景に病気が隠れていることがあるため、再検査を通じて正しく評価することが大切です。

貧血の主な指標と基準値

  • ヘモグロビン(Hb): 男性13.1~16.3g/dl 女性12.1~14.5g/dl

貧血の主な種類と原因

1.鉄欠乏性貧血

最も多いタイプで、特に月経のある女性に多くみられます。鉄分の不足によってヘモグロビンが作れなくなる状態です。食事の偏り、慢性的な出血(痔、胃潰瘍、子宮筋腫など)も原因となります。

2.巨赤芽球性貧血(ビタミンB12や葉酸不足)

胃の切除後や高齢者、菜食主義者に見られることがあります。赤血球が正常に成熟できない状態です。

3.慢性疾患による貧血

腎不全、がん、リウマチ性疾患など、慢性疾患が背景にある貧血で、炎症によって鉄の利用が抑制されて起こります。

4.溶血性貧血や再生不良性貧血などの血液疾患

まれに、自己免疫や骨髄の異常により赤血球が破壊されたり、作られなくなる病気もあります。これらは専門的な治療を要することがあります。

血球の主な指標と基準値

  • 白血球数: 3100~8900/μL
  • 血小板: 14.5~32.9万/μL
  • 赤血球数:男性4.35~5.55×106/μL
  • 赤血球数:女性3.86~4.92×106/μL

白血球(WBC)の異常

数値が高い場合は、風邪や感染症、炎症、ストレス、喫煙などが原因として多く、一過性の変化も多く見られます。ただし、非常に高い場合や持続する場合は、白血病や骨髄系疾患の可能性も否定できません。

一方で、白血球が少ない(白血球減少症)場合、ウイルス感染、自己免疫疾患、薬剤性の影響などが考えられます。免疫力が低下して感染にかかりやすくなるリスクがあるため、注意が必要です。

血小板(PLT)の異常

血小板は、出血を止める働き(止血機能)を持つ細胞です。
血小板数が少ないと、出血しやすくなる・あざができやすくなる、などの症状が現れることがあります。逆に高すぎる場合は、血栓症のリスクが高まることもあり、注意が必要です。

血小板の異常には、ウイルス感染や薬剤の影響、慢性肝疾患、白血病などさまざまな原因があるため、数値の変化が見られた際には必ず医師の再評価を受けましょう。

清水医院からのメッセージ

清水医院では、健康診断で血液の異常を指摘された方に対して、再検査・精密検査・生活指導・必要に応じた専門医への紹介まで、一貫した対応を行っております。

「貧血は体質だから仕方ない」「少し数値が低いだけ」と軽く見ずに、一度きちんと調べてみることが、ご自身の健康を守る第一歩です。
ぜひお気軽にご相談ください。

腎機能の異常(慢性腎臓病)

健康診断で「腎機能に異常があります」と言われたら

健康診断の結果で「クレアチニンが高めです」「eGFRが基準を下回っています」「尿たんぱくが出ています」といった指摘を受けたことはありませんか?
これらはすべて、腎臓の機能に関する異常を示しています。

腎臓は、体の老廃物を尿として排出するだけでなく、血圧の調整や赤血球の生成にも関わる非常に重要な臓器です。腎機能の低下は自覚症状が出にくいため、健康診断での数値が最初のサインとなることが多いのが特徴です。

特に、腎機能の低下が続いている場合には「慢性腎臓病(CKDChronicKidneyDisease)」と診断され、進行すると腎不全、透析治療が必要になるリスクもあるため、早期の対応が非常に重要です。

腎機能の主な指標と基準値

  • 血清クレアチニン: 男性1.0㎎/dl以下 女性0.7㎎/dl以下
  • eGFR:60以上

慢性腎臓病(CKD)とは?

慢性腎臓病(CKD)は、何らかの原因によって腎機能が長期間にわたり低下し続ける病気です。自覚症状に乏しく、気づいたときにはかなり進行しているケースもあります。
CKDの原因には、以下のようなものがあります。

  • 高血圧高い血圧が腎臓の血管を傷つける
  • 糖尿病高血糖による腎臓の毛細血管障害(糖尿病性腎症)
  • 脂質異常症動脈硬化を通じて腎臓への血流を悪化させる
  • 慢性糸球体腎炎、IgA腎症などの腎疾患
  • 薬剤性腎障害鎮痛剤、抗菌薬などによる副作用
  • 高齢による加齢性腎機能低下

CKDは進行性であるため、早期発見・早期治療が非常に重要です。重症化すると人工透析が必要になることもあり、生活の質を大きく損ないます。

清水医院からのメッセージ

清水医院では、腎機能の異常を指摘された方に対して、専門的な血液・尿検査、超音波検査、食事・生活習慣の指導を行っております。

「数値が少し悪いだけだから」と放置せず、将来の透析予防、健康寿命の延伸のためにも早期受診をおすすめします。

尿酸値の異常

健康診断で「尿酸値が高い」と言われたら

健康診断で「尿酸値が基準値を超えています」「高尿酸血症の疑いがあります」といった指摘を受けたことはありませんか?尿酸は、体内の細胞が新陳代謝によって生み出す「プリン体」が分解されてできる老廃物です。通常は腎臓から尿として体外に排出されますが、何らかの理由で尿酸が溜まりすぎると、さまざまな健康トラブルを引き起こす原因となります。

中でも代表的なのが「痛風」と呼ばれる関節炎であり、尿酸値が高い状態をそのまま放置すると、激しい痛みを伴う発作を繰り返すようになる可能性があります。また、尿酸の異常は腎機能障害や高血圧、心血管疾患とも関連があるため、決して見過ごしてよいものではありません。

尿酸値(UA)の主な指標と基準値

  • 男性3.6〜7.0mg/dL
  • 女性2.5〜6.0mg/dL

※血中の尿酸値が7.0mg/dLを超えると、「高尿酸血症」と診断されます。

高尿酸血症が引き起こす病気

1.痛風(痛風関節炎)

高尿酸血症の最もよく知られた合併症です。血液中の尿酸が関節内で結晶化し、免疫反応によって炎症と激痛を引き起こす病気です。典型的には足の親指の付け根に強い痛みと腫れを生じ、「風が吹いても痛い」と形容されるほどの強い症状が出ます。

放置していると、痛風発作を繰り返すようになり、関節が変形することもあります。

2.尿路結石

尿酸が多すぎると尿中に結晶ができやすくなり、腎臓や尿管に石(尿路結石)を形成することがあります。激しい腰痛や血尿の原因になります。

3.慢性腎臓病(CKD)

尿酸が高い状態が続くと、腎臓に負担をかけて慢性腎不全へと進行する場合もあります。高尿酸血症の人はCKDの進行が早いという報告もあり、腎機能の保護という意味でも尿酸管理は非常に重要です。

清水医院からのメッセージ

清水医院では、尿酸値の異常に対して、

  • 詳細な再検査(血液・尿・腎機能評価)
  • 痛風の既往や発作の有無の確認
  • 食事・生活習慣の見直し指導
  • 必要に応じた尿酸降下薬の処方

など、個々の体質や背景に応じた対応を行っております。

「痛風にはなっていないから大丈夫」と思って放置すると、腎臓や血管に知らず知らずのうちにダメージが蓄積されていることもあります。尿酸値が気になる方は、お早めにご相談ください。

尿の異常(尿潜血・尿たんぱく)

健康診断で「尿に異常があります」と言われたら

健康診断で行われる尿検査では、尿に含まれるさまざまな成分が調べられています。その中でも、「尿潜血」や「尿たんぱく」は異常としてよく指摘される項目です。

「尿に血が混じっている」「たんぱく質が出ている」と聞くと驚かれる方も多いかもしれませんが、見た目には変化がない(いわゆる“顕微鏡的異常”)場合が大半です。つまり、自覚症状がないまま異常が進んでいる可能性があるのです。

尿潜血や尿たんぱくが検出されたからといって、すぐに重大な病気というわけではありません。しかし、放置すると腎臓の病気や泌尿器系の病気が進行する可能性もあるため、再検査での確認が重要です。

尿潜血とは何か?

尿潜血とは、尿の中に赤血球が混ざっている状態です。一般的には尿に血が混ざっていても、肉眼では見えず、検査で初めてわかることが多いため「潜血」と呼ばれます。

尿潜血が陽性になる原因は、大きく分けて以下のようなものがあります。

1.泌尿器系の病気
  • 膀胱炎・尿道炎排尿時痛や頻尿、下腹部の不快感を伴うことが多い。
  • 尿路結石腰背部の激痛、血尿を伴うことがあり、突然起こる。
  • 腎盂腎炎発熱や背中の痛みを伴う腎臓の感染症。
  • 膀胱がん・腎がん・前立腺がん高齢者では、尿潜血ががんの初期サインとなることもある。
2.腎臓の病気
  • 慢性糸球体腎炎(IgA腎症など)特に若年者に多く、潜血が長く続くことがある。
  • 腎結石・水腎症尿の流れが妨げられることにより、潜血が出る。
3.その他
  • 激しい運動、ストレス、発熱、月経中などによる一過性の潜血反応。
  • 偽陽性(検体の汚染など)もありうるため、まずは再検査で確認することが大切です。

尿たんぱくとは何か?

通常、腎臓のフィルター(糸球体)は血液から老廃物をろ過し、たんぱく質のような大きな成分は体内にとどめます。ところが腎機能に異常があると、本来尿に出ないはずのたんぱく質が漏れ出してしまうことがあります。

これが「尿たんぱく(蛋白尿)」であり、特に以下のような場合に見られます。

1.慢性腎臓病(CKD)

慢性的に腎機能が低下している状態。蛋白尿はその早期サインであることが多く、進行を防ぐためにも重要な指標です。

2.糖尿病性腎症

糖尿病の合併症の一つで、長年の高血糖が腎臓の血管を傷つけて起こります。初期には「微量アルブミン尿」として現れ、やがて明らかな蛋白尿に進行します。

3.高血圧性腎障害

血圧が高い状態が長く続くと腎臓の血管が傷つき、蛋白尿が出るようになります。

4.一過性の蛋白尿

運動後、発熱、脱水、ストレスなどが原因で一時的に出ることもあります。再検査で正常に戻ることも少なくありません。

清水医院からのメッセージ

清水医院では、健康診断で尿検査異常(尿潜血・尿たんぱく)を指摘された方に対し、

  • 再検査(尿検査・血液検査)
  • 腎臓の超音波検査
  • 生活習慣に合わせた指導

などを丁寧に行っています。

「目に見える変化がないから大丈夫」と思わず、数値で出た異常は、体からの“サイン”です。
自分の体を守る第一歩として、ぜひお気軽にご相談ください。

便潜血の異常

健康診断で「便潜血陽性」と言われたら

健康診断の結果で「便潜血陽性」と書かれていたら、多くの方が「がんではないか」と不安になることでしょう。便潜血検査は、便の中に血液(ヘモグロビン)が混ざっているかを調べるスクリーニング検査です。

目には見えない微量の出血でも反応するため、ごく初期の大腸がんやポリープ、炎症などの兆候をとらえることができる重要な検査です。ただし、便潜血陽性だからといって即「がん」だと決まるわけではなく、まずは落ち着いて再検査(多くの場合、大腸内視鏡検査)を受けることが大切です。

便潜血が陽性になる原因は?

便潜血陽性の原因には、さまざまなものがあります。

1.大腸がん・直腸がん

最も重要な疾患で、便潜血検査は大腸がんのスクリーニング検査として用いられています。早期の大腸がんは自覚症状が乏しく、便潜血で初めて異常が見つかるケースが非常に多いです。

2.大腸ポリープ

良性でも出血しやすいポリープ(特に大きなもの)は、陽性反応の原因になります。ポリープは大腸内視鏡で切除することでがん化を防ぐことができます。

3.痔核(いぼ痔)・裂肛(切れ痔)

肛門周囲の血管から出血して便に血が混ざるケース。特に排便時にいきみが強い方や便秘気味の方に多いです。ただし、痔と思っていたらがんだったというケースもあるため、油断は禁物です。

4.大腸炎・感染性腸炎・虚血性腸炎

腸の炎症や一時的な感染症、血流障害による腸炎でも出血することがあります。

清水医院からのメッセージ

清水医院では、便潜血検査で陽性となった方への対応として、

  • 健診結果の説明と精密検査のご案内
  • 消化器専門医療機関への紹介
  • 生活習慣や腸内環境の改善に向けたアドバイス

を丁寧に行っております。

「痔かもしれないし…」「症状がないから大丈夫」と考える方も多いですが、便潜血陽性は放置せずに受診を。ご自身の健康を守るための第一歩として、早めのご相談をおすすめします。

心電図の異常

健康診断で「心電図異常」と言われたときの対応は?

健康診断で行われる安静時心電図検査は、心臓の電気的な活動を記録することで、不整脈や心筋虚血、心肥大の有無などを調べる検査です。
「心電図に異常があります」「要再検査です」と書かれていると、心臓に関わることだけに強い不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、心電図の異常といっても、その多くは一時的な変化や治療の必要がない良性のものも多く含まれています。
大切なのは、異常の種類とリスクを正しく見極めることです。自己判断で「問題なさそうだから放っておこう」とするのではなく、専門の内科や循環器内科で再評価を受けることが大切です。

心電図異常でよく見られる主なパターン

1.不整脈

心拍のリズムが乱れる状態です。以下のような種類があります

期外収縮(上室性または心室性)

多くは良性で経過観察となるが、頻発する場合や動悸を感じる場合は要注意。

心房細動

不規則で速い心拍が続く。血栓ができやすく、脳梗塞のリスクがあるため注意が必要。

徐脈性不整脈

心拍が異常に遅くなる状態。めまいや失神がある場合はペースメーカーが必要なことも。

2.心筋虚血の疑い(ST変化・T波異常など)

心筋に十分な酸素が届いていない可能性があるときに見られます。狭心症や心筋梗塞の前兆であることもあり、特に要注意です。

ST下降、T波平坦・陰転などがみられる場合は、心エコーや運動負荷試験など追加検査が必要です。
3.心室肥大・心房肥大の所見

心臓の筋肉が厚くなっている兆候で、高血圧や弁膜症、先天性心疾患に伴って現れることがあります。

4.伝導異常(房室ブロック、脚ブロックなど)

心臓内の電気信号がうまく伝わらない状態です。軽度のブロックは問題ないことが多いですが、進行すると失神や心不全の原因になることがあります。

清水医院からのメッセージ

清水医院では、健診で心電図異常を指摘された方に対して、

  • 過去の心電図データとの比較
  • 症状の有無とライフスタイルのヒアリング
  • 心エコー検査の実施
  • 必要に応じて専門医療機関との連携

など、不安な点を一つ一つクリアにしながら、適切な診断とアドバイスを行っています。

「検査は怖い」「症状がないから大丈夫」と思わず、ご自身の心臓の状態を正しく知ることが、将来の病気を予防する第一歩です。

レントゲンの異常(胸部異常陰影)

健康診断で「胸部レントゲン異常」と言われたら

健康診断で行われる胸部レントゲン検査は、肺・心臓・気管・肋骨など胸部全体の構造を調べる基本的な画像検査です。
この検査で「異常影あり」「心拡大の可能性」「結節影を認める」などと指摘されると、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

胸部レントゲンで見つかる異常の中には、治療の必要がない良性の所見から、精密検査が必要な疾患の兆候までさまざまなケースがあります。
大切なのは、異常の種類や場所、形状、そして過去の画像との比較をもとに専門医が総合的に判断することです。
清水医院では、異常の有無だけでなく、その臨床的意義を丁寧にご説明し、必要に応じて精密検査をご案内いたします。

胸部レントゲンでよく見つかる異常とその意味

1.肺の異常影(結節影・浸潤影・索状影など)
  • 結節影肺に丸い影が見られる状態。直径が小さい場合は良性の腫瘍や炎症の痕であることもありますが、肺がんや転移性腫瘍の可能性もあるためCT検査などでの精査が必要です。
  • 浸潤影モヤッとした影で、肺炎や結核などの感染症が疑われます。発熱や咳などの症状があるかを確認することも大切です。
  • 索状影・線状影過去の炎症や肺線維症などにより残った線状の影です。症状がなく安定していれば経過観察とされることが多いです。
2.胸膜肥厚・石灰化

肺の外側を覆う膜(胸膜)が厚くなったり、カルシウムが沈着して白く見える状態です。過去の胸膜炎や外傷の痕跡であることが多く、必ずしも病的な意味があるわけではありません。

3.心拡大・大動脈の拡張

心臓の影が通常よりも大きく見える場合、心拡大(心肥大)や大動脈瘤の可能性が指摘されます。血圧が高い方や心臓病の既往がある方は、心臓超音波検査(心エコー)で精査を行うことが推奨されます。

4.肺気腫の疑い

肺が過度に膨らみ、肺の弾力が失われている状態です。喫煙歴のある方に多く見られ、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の初期兆候であることがあります。

レントゲン異常を放置するとどうなる?

胸部レントゲンで指摘された異常のなかには、明らかに治療の必要がないものもあります。
しかし、以下のような病気が放置によって進行するリスクもあるため、自己判断で済ませてしまうのは危険です。

  • 肺がん早期なら内視鏡や手術で治癒可能。進行すれば抗がん剤・放射線治療が必要。
  • 慢性肺疾患(COPD)進行すると在宅酸素療法が必要となることも。
  • 心不全・心肥大心臓のポンプ機能が落ち、呼吸困難や浮腫、突然死のリスクがあります。
  • 結核や肺炎他人に感染させる恐れもあるため、早期の診断と治療が不可欠です。

清水医院からのメッセージ

清水医院では、胸部レントゲンで異常を指摘された方に対し、

  • 過去の画像との比較によるリスク評価
  • 必要に応じた胸部CT検査・心エコー・呼吸機能検査のご案内
  • 喀痰検査や血液検査などの追加検査
  • 精密検査が必要な場合の専門医療機関への紹介

など、丁寧な説明と対応を行っています。

「無症状だから放置しても大丈夫」とは考えず、健診で見つかった異常影は体からの大切なサインです。気になる点があれば、ぜひ早めにご相談ください。

健康診断の異常についてよくある質問(Q&A)

Q1.健康診断で異常値が出たけれど、放っておいてもいいですか?

A放置は基本的におすすめできません。
健康診断はあくまでスクリーニング(ふるい分け)検査です。異常値が出たからといってすぐに病気とは限りませんが、何らかの異変や不調の前ぶれである可能性があります。

特に糖代謝や肝機能、腎機能、血圧、心電図などは、自覚症状がないまま進行してしまう「沈黙の異常」が多く見られます。早めに再検査を受けて、安心を得ることが大切です。

 

Q2.「要再検査」と「要精密検査」の違いは?

A「要再検査」は経過観察や再確認を目的とした検査、「要精密検査」は病気の有無をはっきりさせるための専門的検査です。

たとえば、肝機能の数値が少し高いけれど、食事や飲酒などの影響が疑われる場合は再検査。
一方で、心電図に虚血性変化や心房細動が見られる場合は、心エコーやホルター心電図などの精密検査が必要になることがあります。
どちらも大切なステップなので、自己判断せず医療機関で相談することがベストです。

 

Q3.異常値でも基準ギリギリなら大丈夫?

A基準値を少し超えただけでも、慢性的に続くとリスクになることがあります。

たとえば、血糖値が「正常上限ギリギリ」でも、生活習慣が改善されなければ将来的に糖尿病になる可能性は高まります。
重要なのは「数値の変化」と「その人の背景(年齢、家族歴、生活習慣など)」です。

 

Q4.再検査にはどんな検査があるの?

A項目によって異なりますが、代表的な再検査には以下のようなものがあります。

  • 血液検査の再確認(空腹時採血)
  • 心電図の再検査、24時間ホルター心電図
  • 腹部エコー(肝臓・腎臓・膵臓など)
  • 大腸内視鏡検査(便潜血陽性の際)
  • 尿検査(定量検査、尿沈渣)
  • 呼吸機能検査(肺の機能確認)

再検査は基本的に保険診療で行われ、症状がなくても受けられます。詳しい検査内容は医師とご相談ください。

 

Q5.健康診断結果はどう読み取ればいいの?

Aまずは各項目の「基準値」と「今回のあなたの値」を比べることから始めましょう。

気をつけたいのは

  • 毎回同じ項目で異常が出ていないか?
  • 去年と比べて大きく数値が変化していないか?
  • 複数の異常が重なっていないか?

例えば「血糖・中性脂肪・血圧」がすべて高めなら、メタボリックシンドロームのリスクが高いかもしれません。
清水医院では、結果の読み方のアドバイスやリスク評価も行っていますので、お気軽にご相談ください。

 

Q6.症状がないのに再検査を受ける意味はありますか?

Aあります。むしろ「症状がない今」こそ再検査を受ける絶好のタイミングです。

多くの生活習慣病や慢性疾患は、初期には症状が現れません。特に

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 脂質異常症
  • 肝機能障害
  • 慢性腎臓病

などは、進行して初めて異変に気づくことが多い病気です。再検査は病気の早期発見・予防に直結します。

 

Q7.毎年同じ項目で引っかかるけど、放置してもいい?

Aその異常が「安定している」のか「進行している」のかが大切なポイントです。

同じ項目で何年も引っかかっている場合でも、数値が徐々に悪化していれば、将来の合併症リスクが高まっているサインかもしれません。

「いつもと同じだから大丈夫」と考えず、一度専門医の目で確認してもらうことが安心につながります。

 

Q8.食生活を見直せば、数値は良くなりますか?

Aはい、生活習慣の改善だけで大きく変化することは十分にあります。

特に、以下のような項目は食事や運動で改善しやすいです

  • 血糖値(糖質コントロール)
  • 中性脂肪・LDLコレステロール(脂質バランス)
  • γ-GTP(禁酒・節酒)
  • 血圧(減塩・体重管理)
  • 尿酸値(水分・プリン体制限)

「まだ薬に頼りたくない」という方も、まずは食事・運動指導を受けることで、数値を改善し薬の使用を避けられる可能性があります。

 

Q9.再検査で異常がなかった場合、次はどうすればいい?

A異常がなかったとしても、油断は禁物です。

再検査で問題なしとわかっても、それは「今は大丈夫」という結果にすぎません。
体の状態は変化するため、次回の健康診断も忘れずに受け、定期的にチェックを続けることが大切です。

また、異常がなかった原因が「一時的なストレスや脱水だった」という場合もありますので、今後も生活習慣に気をつけましょう。

最後に

健康診断は、「病気を見つける」ことが目的ではなく、「病気になる前に気づく」ことが最大の目的です。
清水医院では、健康診断で異常を指摘された方への再検査・精密検査・生活指導を丁寧に・わかりやすくサポートいたします。
どんな小さな不安や疑問でも、お気軽にご相談ください。

この記事の監修者情報

この記事の監修者情報

清水 導臣(しみず みちおみ)

清水医院(内科・外科・総合診療科) 院長

経歴

2006年 近畿大学医学部附属病院 初期研修医
2008年 市立岸和田市民病院 血液内科専攻医(研修)
2010年 関西医科大学附属枚方病院 救命救急センター助教
2011年 大阪府済生会野江病院 救急集中治療科医員
2017年 生長会ベルランド総合病院 急病救急科医長
2019年 京都市立病院 救急科医長
2021年 清水医院 院長

ご挨拶

京都府京都市右京区の内科・総合診療科の清水医院の院長の清水導臣です。
私は救急医として多くの患者さんを診てきた経験から、患者さんと身近に接し、信頼関係を築くことで、安心して治療や生き方を選択できる環境を提供したいと考えています。デリケートな内容も気軽に相談できる関係を大切にし、健康寿命の延伸や病気の予防につなげることを目指しています。そのため、対話を重視し、どのような不安や悩みもまずは気軽にご相談いただける医院を目指しています。

参考・出典元一覧

健康保険組合連合会(協会けんぽ)
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g4/cat450/sb4502/p016/

健康年齢.jp
https://kenko-nenrei.jp/special-column-20200228.html

東京大学保健センター
https://www.hc.u-tokyo.ac.jp/checkupresult/explanation/glucose/
https://www.hc.u-tokyo.ac.jp/checkupresult/explanation/fobt/

千葉県健康づくり支援課
https://www.pref.chiba.lg.jp/kenshidou/faq/328.html

産業医ラボ.com
https://sangyoui-kobe.com/column/582/

オムロンヘルスケア
https://www.healthcare.omron.co.jp/cardiovascular-health/arrhythmia/column/abnormal-ecg-health-checkup.html

日本痛風・尿酸核酸学会
https://www.tukaku.jp/contents/public/gout01.html

健康長寿ネット(高尿酸血症)
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shokuji/kounyousankesshou.html

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