「最近、どれだけ寝ても疲れが取れない…」
「年齢のせいかな、と思いながらもずっとだるい…」
そのようなお悩みを抱えながら毎日を過ごしている女性の方は、少なくないのではないでしょうか。
疲れが取れない状態には、単なる睡眠不足だけでなく、女性ホルモンのバランスの乱れや更年期障害が深く関わっていることがあります。
この記事では、女性に多い疲れが取れない原因や、背景に隠れている可能性のある病気、日常生活で取り組めるセルフケアについてわかりやすくご説明します。
「疲れが取れない」とはどんな状態?
毎日きちんと寝ているはずなのに、翌朝起きても体が重い。
家事や仕事を終えてゆっくり休んでも、だるさが続いてすっきりしない。
そのような経験はありませんか。
疲れが取れない状態には、休養で回復する「疲労感」、体が重く力が入らない「だるさ」、休んでも疲れが続く「倦怠感」の3種類があります。
倦怠感が長く続く場合は、女性ホルモンの変化や内科的な疾患が背景に潜んでいる可能性があります。
何日も続くようであれば、単なる疲れと考えずに早めに医療機関へご相談されることをおすすめします。
女性に多い、疲れが取れない主な原因
疲れが取れない原因はひとつではなく、身体的な要因・ホルモンバランスの変化・生活習慣など、さまざまな要素が重なって起こります。
特に女性の場合は、ライフステージによるホルモンの変動が体調に大きく影響します。
ここでは、女性に多い代表的な原因をご紹介します。
女性ホルモンの乱れ・更年期障害
40代〜50代になると、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が急激に減少し、心身にさまざまな不調が現れやすくなります。
これが更年期障害です。
慢性的な疲れやだるさ・気力の低下・睡眠の乱れなどは、更年期障害の代表的な症状です。
「年齢のせいだから仕方ない」と我慢している方も多いのですが、適切に対処することで症状を和らげることができます。
また月経前にもホルモンの変化によって倦怠感や気分の落ち込みが起こりやすくなり、これはPMS(月経前症候群)と呼ばれます。
貧血・栄養不足
女性は月経によって定期的に鉄分を失うため、貧血になりやすい傾向があります。
貧血になると全身に十分な酸素を運べなくなり、だるさ・息切れ・立ちくらみなどが現れます。
また、糖質をエネルギーに変換するビタミンB1や、体の機能を支えるたんぱく質・ミネラルが不足すると、疲れやすさがさらに増してしまいます。
睡眠の質の低下と自律神経の乱れ
更年期障害やストレスによって自律神経のバランスが乱れると、寝つきが悪くなったり夜中に目が覚めたりと、睡眠の質が大きく低下します。
睡眠の質が下がると翌日に強い疲れやだるさが残り、慢性化していきます。
家事・育児・仕事をこなしながら休む間もなく動き続けていると、脳も体も回復する時間がなくなってしまいます。
疲れの背景に隠れている可能性のある病気
十分に休んでも疲れが取れない・だるさが長引く場合は、病気が背景にある可能性があります。
「ただの疲れ」と放置せずに、症状が続く場合はぜひ医療機関への受診をご検討ください。
ここでは、女性に多い代表的な疾患をご紹介します。
更年期障害・甲状腺機能の異常
更年期障害は、閉経前後に女性ホルモンが急減することで引き起こされる心身の不調です。
ほてり・発汗・動悸・不眠・強い倦怠感など、症状の出方は人によって異なります。
「更年期かな」と思っていても、甲状腺の病気が原因であることもあるため、自己判断せずに医療機関で検査を受けることが大切です。甲状腺機能低下症は代謝が落ちることで強い倦怠感・むくみ・意欲の低下などを引き起こし、更年期障害と症状がよく似ています。
貧血・自律神経失調症・うつ病
貧血は血液検査で簡単に確認できますが、自覚症状が乏しいまま慢性化しているケースも少なくありません。
また、自律神経失調症では倦怠感・めまい・動悸・不眠など多様な症状が重なって現れることがあります。うつ病では気分の落ち込みだけでなく、強い疲労感や体のだるさが続くことも特徴のひとつです。
つらいと感じたら早めに専門家へ相談することが大切です。
疲れが取れないときのセルフケア
疲れが続くときは、まず日常生活を見直すことが大切です。
完璧にこなそうとせず、できることから少しずつ取り入れてみてください。
ここでは、女性の方が取り組みやすいセルフケアをご紹介します。
睡眠・食事・運動を整える
就寝・起床の時間をできるだけ一定にして、生活リズムを整えましょう。
就寝の1〜2時間前に38〜40℃程度のぬるめのお湯に浸かると、副交感神経が優位になり入眠がスムーズになります。食事は3食きちんと摂り、鉄分(赤身の肉・ほうれん草)やビタミンB1(豚肉・納豆・玄米)を意識して取り入れましょう。大豆イソフラボンを含む豆腐・納豆・豆乳は、女性ホルモンに似た働きをするとされ、更年期症状の緩和に役立つといわれています。
ウォーキングやストレッチなど軽い有酸素運動を習慣にすると、血流が改善されて自律神経のバランスも整いやすくなります。
自分をいたわる時間を持つ
多くの役割を担う女性はストレスを抱えやすい環境にあります。
「疲れたら休む」「無理をしない」という意識を持つことが、心身の健康を守るうえでとても大切です。
読書・音楽鑑賞・軽い散歩など、自分が心地よいと感じるリラックスの時間を意識的に設けましょう。
疲れが取れないときは、京都市の清水医院へお気軽にご相談ください
女性の疲れが取れない背景には、更年期障害・貧血・甲状腺疾患・自律神経失調症など、女性特有の要因が関わっていることがあります。
「年齢のせい」と諦めずに、症状が続く場合は早めに医療機関を受診することが大切です。
京都市の清水医院では、慢性的な疲れやだるさ・更年期障害のお悩みについても丁寧に診察いたします。
血液検査などを通じて原因を特定し、患者様おひとりおひとりに合った治療やアドバイスをご提供いたします。
「休んでもすっきりしない」「更年期かもしれない」とお感じの方は、どうぞお気軽にご相談ください。